学習塾に通いたい、通わせたいと思ったときに、多くの方が悩むのが学習塾選びではないでしょうか。学習塾によって特徴や教え方なども大きく変わり、それによって学習の質も変わる可能性があるので、学習塾選びは慎重に行いたいものです。
ここではそんな学習塾選びで失敗しないようにするために、学習塾の選び方のポイントをご紹介します。ぜひ参考にしながら、最適な学習塾を見つけていきましょう。
講師の質
塾選びでもっとも重要と言っても過言ではないのが、講師の質です。講師の教え方や対応力などによって学習の内容は大きく変わりますし、成績アップや志望校合格に近づけるかも変わるでしょう。まず講師の質を見るためには、学習塾で講師の研修をしっかりと行っているかをチェックしましょう。
定期的な勉強会などを開き、講師もつねにレベルアップを目指しているような学習塾なら、安心して学ぶことができそうです。ただしどのような講師がいいかというのは、一概には言えません。
優しい講師がいいのか厳しい講師がいいのか、授業のスピードや進め方はどうかなどは、お子さんの性格によっても合う合わないがあるからです。まずは気になる学習塾や講師を見つけて、体験授業や見学などに訪れた上でじっくりと判断してみるといいでしょう。
授業形式
学習塾選びでは、集団塾か個別指導塾かで悩むケースも多いと思います。すでにご紹介しているようにそれぞれ特徴が異なり、学習方法なども大きく違うので、どちらが向いているのかを判断して選ぶ必要があります。
集団塾は誰かと一緒に学ぶことでモチベーションアップできたり楽しさを感じられる子ども、個別指導塾はマイペースに勉強したほうが理解しやすい子どもや大勢のなかでは萎縮してしまう子どもなどに向いています。また習い事や部活などで忙しい場合は、個別指導塾がおすすめです。
こちらもまずはそれぞれの体験授業や見学に訪れて、通う本人が不安なく楽しく通える授業形式がどちらなのかを見極めましょう。集団塾の場合はカリキュラムどおりに授業が進められるので、中途半端な時期からだと授業についていけない可能性があるので注意が必要です。
授業料
通うお子さんの安心感は1番に考えるべきですが、通わせる保護者が費用面で不安を感じないようにするためにも、授業料は必ず事前に確認しておきましょう。授業料は集団塾か個別指導塾かでも、私立か公立か、週に何回通うかでも大きく変わります。
また授業料や入塾費以外にかかる金額については、ホームページなどで開示していない学習塾も少なくありません。月にいくら必要で年間トータルでいくらかかるのかをしっかりと把握して、家計に負担のかからない学習塾を選びましょう。
学習塾に通わせることが目的となってしまい、経済状況に見合わない学習塾を選んでしまうと、生活面に支障が出てしまいお子さんが勉強に集中できなくなってしまう可能性もあります。そうならないようにするためにも、あらかじめ予算を決めたうえで学習塾選びをするのがおすすめです。
高い合格率
学習塾に通う目的が志望校合格であるのなら、その学校への高い合格率を誇る学習塾を選びましょう。受験に関しては学習塾でしか得られない情報があるので、より効率的に志望校合格を目指す上で欠かせないポイントでもあります。
とくに教材選びや試験の出題傾向などは、個人ではなかなか情報を得ることが難しい部分でもあるので、目指す学校に合わせた学習塾選びをしましょう。どういった学校に合格しているか、合格率がどのくらいかなどは、学習塾の公式ホームページなどで公開されていることがほとんどです。
また実際に通ってみないとわからないことはたくさんあり、学習塾からの情報だけでは判断できない部分もじつは多いです。通ってからのイメージ違いなどを防ぐためには、実際にその学習塾に通った人や保護者の口コミなどもチェックしてみてください。
一貫して長く通えるか
長く通える学習塾であるかどうかも、学習塾選びの際にチェックしたいポイントです。たとえば小学校から大学受験まで一貫して同じ学習塾に通えたほうが、安心して学べるというお子さんも多いはずです。
学習塾を変えると新しい環境に慣れるまで緊張して勉強に身が入らないこともありますし、新しい講師との信頼関係を改めて築いていくのも大変なことです。できれば途中で学習塾を変えたりせず、ずっと同じ環境で学べる方がお子さんの負担を減らせるでしょう。
もちろん通い始めた学習塾が合わない、講師とうまくいかないなどの場合は途中で学習塾を変更することを検討する必要がありますが、そうならないようにするために学習塾選びは慎重におこなってください。だからこそ、事前の体験授業や見学が非常に重要になってきます。
場所
通う本人も家族も安心して通うためには、学習塾の場所も重視しましょう。学校や家から通いやすく、通うことでのストレスを感じにくい学習塾の方が長続きしやすいですし、モチベーションを下げる原因も取り除けるはずです。
学習塾が行きにくい場所や遠くにあると、通うこと自体が面倒になってしまう可能性があるので注意が必要です。また家や学校から近くにある場合でも、立地に十分注意しましょう。たとえば繁華街のなかや極端に人通りが少ない場所、反対に交通量が多すぎる場所などにあると、さまざまな危険が予測できます。
学習塾は学校の後に通うことも多く、帰りが遅くなることも珍しくないので、できるだけ安全に配慮した場所選びをするのも大切です。また保護者が迎えに行く場合は、迎えに行きやすい場所であるかもチェックしましょう。
ポイント
- 一人ひとりに合わせた学習塾選びをしよう
- 子どもが安心して通えること、学べることを第一に考えて