
フリースクールとは、学校教育とはことなる自由な学びの場を提供しているスクールのことです。フリースクールは何らかの理由で学校に通うのが困難な生徒の居場所となっています。生活面や精神面の支援、学習面での支援など、フリースクールによって力を入れている内容は異なります。今回は鳥取エリアのおすすめのフリースクールを紹介します。
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フリースクールとは
フリースクールはさまざまな理由で学校にいけない子供たちを支援するための施設です。文部科学省は「平成29年度不登校児童生徒による学校以外の場での学習等に対する支援の充実(フリースクール等に関する検討会議)」を開催し、学校以外の場を確保する必要があるとしています。
フリースクールでの過ごし方は様々です。子どもが日中の時間帯を過ごせる場であるのはもちろんですが、子どもがゆっくり休める場所であり、人と接する場であることも重要な要素です。それだけではなく、スクールによっては学習や体験活動に力を入れています。フリースクールの利用料金は運営団体や活動内容によって異なります。
フリースクールのタイプ
フリースクールは大きく5つにわけることができます。
・学習支援タイプ
・資格取得タイプ
・相談、居場所タイプ
・イベント、集団生活タイプ
・医療機関連携タイプ
学習支援タイプは、学校への復帰や基礎学力の向上、高認(高卒認定試験)の合格などを目的とします。学習面で躓きがあることが原因で不登校になってしまった子どもたちにとって大きなメリットがあります。
資格取得タイプは、資格や専門スキルを取得し、自分の個性にあった力を身につけたい人に向いています。自分の得意なことに打ち込むことで、地震を回復する子どもたちもいます。
日中の居場所を確保するのであれば、相談・居場所タイプが向いています。カウンセリングやゲーム、ミーティングなどで人とのつながりを維持し、子どもたちがリラックスして過ごせるようにしています。
イベント・集団生活タイプは、短期または長期の共同生活をするなかで、生活習慣の改善やコミュニケーション能力の向上を図るのが目的です。
医療機関連携タイプは、発達障害やうつ病を患っていて、医療機関のサポートが必要な子どもたちを支援してくれるタイプです。このように、フリースクールには色々なタイプがあるので、事前に情報を集めておく必要があります。
フリースクール・S(有限会社阪本進学教室)

フリースクール・S(有限会社阪本進学教室)
住所:鳥取県東伯郡北栄町由良宿818-8
TEL:0858-37-5011
フリースクール・S(有限会社阪本進学教室)は、小中学校向けの学習塾や高校生向けの学習塾を運営しています。そのほかにも、学校法人中央高等学校やフリースクール・Sなど幅広く教育関連の施設を運営しています。フリースクール・Sの設置目的は以下の3つです。
・学校に行きにくい児童・生徒たちの「心の居場所」
・個々に応じた学力補充
・「生き抜く力」の育成
フリースクールのタイプでいえば、相談・居場所タイプと学習支援タイプの要素が強いフリースクールといえます。学習内容は多様です。一般的な勉強のほか、新聞紙でエコバックを作ったり、体育館でバスッケットやバレーボールをしたり、助産師から「命の授業」を受け、生命の大切さについて学んだりという多様な学びを展開しています。対象は小学校3年生から中学校3年生までです。
コース内容
不登校傾向にある生徒を支援する場として、個々の状況に応じた柔軟な対応を大切にしながら、学力の補充と社会的なつながりの両面を支えることを目指しています。
1日のスケジュールは朝10時から始まり、午前中は個別学習を中心とした3コマの学習時間を設けています。教材は生徒の理解度や関心にあわせて進められるため、学習に不安を感じている方でも取り組みやすい構成となっています。昼休憩の時間には、曜日によって移動パン屋さんが来ることもあり、ちょっとした楽しみとして過ごすことができるかもしれません。
料金は入学金10,000円、月額学費20,000円、教材費月額1,250円(いずれも税込)となっています。保護者の皆さまにとっても、継続を前提にしやすい料金体系ではないかと感じられる方もいらっしゃるようです。
フリースクール・S(有限会社阪本進学教室)の施設
フリースクール・S(有限会社阪本進学教室)の料金表
| 入学金 | 10,000円(税込) |
|---|---|
| 学費 | 月額20,000円(税込) ※2026年4月からは月額30,000円(税込) |
| 教材費 | 月額1,250円(税込) |
ちゃれすくーる

ちゃれすくーる
住所:鳥取県鳥取市緑ケ丘3丁目21-59
TEL:0857-26-9830
ちゃれすくーるは、鳥取市にあるフリースクールです。この施設では、本人を取り巻く環境を整備することで、子どもたちが学校や社会に復帰するのを手助けします。ちゃれすくーるの特徴は以下の3つです。
・具体的な手立てを一緒に考える
・子どもと家族の最善の利益のための手伝いをする
・それぞれに対し、フルオーダーで計画を立案
これまで、述べ1,500人の不登校や引きこもりの子どもたちや若者を支援してきた経験と実績をふまえ、具体的な手立てを家族と一緒に考えます。保護者は子どもたちがどのようにしたいのかを聞き出し、最善の利益となるようサポートするのも、このフリースクールの特徴です。そのためには、一人ひとりに対して最適な指示を出す必要があります。ちゃれすくーるは、保護者や関係機関と連携しつつ、現状の課題の推測や問題解決の方法を考えます。
コース内容
提供しているコースは、「教育相談コース」「訪問コース」「個別学習コース」「通学コース」の4つが中心です。それぞれのコースは、ご本人の状態や支援の進行状況に合わせて、柔軟に切り替えることができます。たとえば、保護者の方を対象とした教育相談コースでは、日中が難しい場合でも、仕事後に対応できる時間帯での相談も可能です。
訪問コースでは、ご自宅での教育相談や個別サポートを実施。内容や頻度、費用については、ご相談を通じて個別に決定しています。また、個別学習コースでは、学習支援だけでなく、社会性や運動など、幅広いスキルアップに対応。お子さまの目標に寄り添った指導が行われます。
通学コースでは、フリースクールへの通学を通じて、時間割に沿いながら日々の活動を積み重ねます。週の中では個別面談の時間も設けており、一人ひとりの状態に向き合う姿勢を大切にしています。通学を通して徐々に外との関わりを取り戻す機会にもつながる場合があります。
ちゃれすくーるの施設
ちゃれすくーるの料金表
| 教育相談コース | 1,100円/回 |
|---|---|
| 訪問コース | 5,500円~/回 |
| 個別学習コース | 4,400円/回 |
すてっぷ

すてっぷ
住所:鳥取市湖山町西2丁目228-1
TEL:0857-32-2555
教育支援センターすてっぷは、鳥取市にあるフリースクールです。教育支援センターとは、不登校の小中学生を対象に、学習支援をしつつ、子どもたちの居場所を提供する施設のことです。すてっぷには、鳥取県教育教育委員会や鳥取市・倉吉市・岩美町・八頭町の各市町村教育委員会から、教育支援センターとして認定されています。
運営するのはクラーク記念国際高等学校鳥取キャンパスで、不登校対応の実績がある組織です。すてっぷでは、人間力と適応力の向上や自立心と社会性の育成、体験を重視した学習、基礎学力サポートなどの活動を行っています。
コース内容
入室にあたっては、まず本人と保護者との個別面談を実施し、無理なく通えるかどうかを丁寧に確認しています。また、通い始める前には1週間から1か月程度の無料体験期間が設けられており、本人が納得したうえで通級を始められるよう工夫されています。体験期間中も、制服でも私服でも通うことができ、服装に関する制約が少ない点も安心材料のひとつとなっています。
入室後は、一人ひとりのペースを尊重しながら通級頻度を一緒に考えていきます。固定のスケジュールに縛られるのではなく、本人の体調や心理的な状態を踏まえた柔軟な通い方が可能です。また、定期的な面談や進路に関する相談なども行われており、保護者の方も含めた支援体制が整っています。これらの面談に関しては、すべて無料で実施されています。
料金については、入室料が10,000円(初回のみ)、通級料が月額15,000円となっており、基本的な費用設定は明確です。調理実習や宿泊研修など、特別な活動にかかる費用は、その都度別途集金されることがあります。なお、再入室時には入室料が発生しない仕組みとなっており、状況に応じた通い直しも検討しやすい構成です。
すてっぷの施設
すてっぷの料金表
| 入室料 | 10,000円(入室時のみ) |
|---|---|
| 通級料 | 月額15,000円 |
米子フリースクール

米子フリースクール
住所:米子市皆生温泉2-2-24
TEL:859-22-0505
米子フリースクールは、不登校や学校に馴染めない子どもたちが安心して過ごせる居場所として、さまざまな学びと支援を提供しています。個々の状況やペースに寄り添いながら、学習面だけでなく心の成長も大切にする点が特徴です。
今回の記事では、その具体的な支援内容や魅力について詳しく解説します。
一人ひとりに寄り添った柔軟な学びの環境
米子フリースクールは、不登校や学校生活に悩みを抱える子どもたちに対して、安心して過ごせる居場所と学びの機会を提供する施設です。従来の学校とは異なり、一人ひとりのペースや個性を尊重した柔軟な支援が特徴であり「無理に学校に戻す」のではなく「その子らしい成長」を重視した関わりが行われています。
学習面では基礎的な学び直しから、興味関心に応じた探究活動まで幅広く対応しており、個別支援を中心としたカリキュラムが組まれています。これにより、学習に対する苦手意識を軽減し、自信を取り戻すきっかけづくりにつながっています。
体験活動とコミュニケーションの重要性
また、日常的なコミュニケーションや体験活動も重視されており、子供同士やスタッフとの関わりを通じて、社会性や自己表現力を育むことができます。イベントやワークショップなども定期的に実施されていますので、学校では得られにくいさまざまな経験を積める点も魅力です。
さらに、自然体験や地域との交流活動なども取り入れられているので、実社会とのつながりを感じながら成長できる環境が整っています。こうした活動は、子どもたちが自分の役割や存在価値を実感するきっかけにもなります。
保護者支援と進路サポート体制
保護者へのサポート体制も整っていますので、子育てや進路に関する相談ができる環境が用意されています。不登校に関する悩みは家庭だけで抱え込みやすいものですが、専門的な知見を持つスタッフに相談できることで、精神的な負担の軽減にもつながります。
出席扱い制度と将来を見据えた支援
米子フリースクールでは、出席扱い制度への対応についても配慮されています。学校や教育委員会と連携しながら、在籍校との関係を維持できるよう支援が行われています。
これにより、フリースクールに通いながらも将来の進学に向けた選択肢を確保することが可能になります。進路支援においても、高校進学やその後のキャリアを見据えたサポートが行われ、長期的な視点で子どもの成長を支える体制が整っています。
米子フリースクールは、子供が自分らしく過ごしながら次の一歩を踏み出すための支えとなる存在として、多くの家庭に利用されています。
倉吉市でフリースクールを利用する際、受けられる金銭的サポート
倉吉市では、不登校の子供たちの学びを支えるため、フリースクール利用に関する金銭的支援制度が整備されています。経済的な負担を軽減しながら、さまざまな学びの選択肢を確保できる点が特徴です。
ここでは、制度の概要や申請条件、活用のポイントについて詳しく解説していきます。
金銭的サポート制度の概要
倉吉市では、不登校児童生徒の学びの機会を確保するため、フリースクール等の民間施設を利用する家庭に対して、一定の金銭的サポート制度が用意されています。こうした支援は経済的な負担を軽減し、子供に合った学びの場を選択しやすくなります。
フリースクールの利用は月謝や教材費などの費用がかかるため、家庭によっては継続が難しいケースもありますが、公的支援を活用することでハードルを下げることが可能なのです。
補助対象と申請条件
倉吉市では、利用料の一部を補助する制度が設けられており、一定の条件を満たすことで申請が可能となります。対象となるのは、倉吉市内に居住している不登校の児童生徒の保護者で、在籍校との連携やフリースクールの活動内容などが審査の基準となります。
また、利用している施設が教育的支援を目的として適切に運営されているかどうかも確認されますので、事前に対象となる施設の条件を把握しておくことが重要です。
補助内容と経済的メリット
補助額や支給方法については年度ごとに異なる場合があるため、最新の情報を確認しましょう。多くの場合、月額の上限が設定されていますので、その範囲内で実際にかかった費用の一部が支給される仕組みとなっています。
これにより、家庭の経済状況にかかわらず、子供に適した学習環境を選びやすくなる点が大きなメリットです。
申請手続きと活用のポイント
申請にあたっては、必要書類の提出や事前相談が求められることが多く、スムーズに手続きを進めるためには早めの準備が必要です。学校や教育委員会、フリースクール側とも連携しながら進めることで、適切に制度を活用できるでしょう。
さらに、こうした支援制度は単なる金銭的補助にとどまらず、不登校の子供たちを社会全体で支える仕組みとしての役割も担っています。倉吉市の金銭的サポートを活用することで、家庭の負担を抑えながら子供に合った学習環境を選択することが可能になります。
フリースクールという選択肢をより現実的なものとするためにも、制度の内容を正しく理解し、積極的に活用していくことが大切です。
まとめ
今回は鳥取エリアのおすすめフリースクールとして3つの施設を紹介しました。それぞれ、特徴や料金は異なりますが、不登校になってしまった子供たちの支援をする施設という点では同じです。不登校の問題で悩んでいるのであれば、一人で抱え込まず、こうしたフリースクールに一度相談してみてはいかがでしょうか。














