子どもの成績が悪かったり、中学受験をさせたかったりすると子どもを何歳から塾に通わせたらよいか悩みますよね。本記事では、塾に行かせる必要性と通塾のタイミングについて解説します。塾に行かせるタイミングには受験期や成績よりも重要なポイントがあるので、本記事は最後までご覧ください!
子どもを塾に行かせる必要性は?
子どもを塾に行かせる必要があるかどうかは、塾に行く目的がどのようなものかによって変わってきます。ここでは子どもを塾に行かせる目的を4つ紹介します。
受験対策
子どもを塾に行かせる大きな目的として、受験勉強があります。受験勉強は学校の授業だけでは不充分なことが多く、ほとんどの生徒が塾に通い志望校を目指すことになるでしょう。子どもが目指す志望校が高い場合には、学習塾を充分に検討し、信頼できる塾に通わせることが大切です。
また大学受験だけではなく、中学受験や高校受験を考えている親御さんもいるでしょう。そのような場合も塾に通わせる必要がでてきます。
成績が悪い
学校の成績が悪い場合も塾に行くことをおすすめします。しかしその前に一つ確認しておくことがあります。それは成績が悪い理由です。「学習内容が理解できていない」からなのか「勉強する気がないのか」によって学習塾に通わせるかどうかが決まってきます。
まず「学習内容が理解できていない」ことによる成績不振の場合は学習塾に通わせることで成績が回復する傾向が強いです。本人には少なからず勉強のモチベーションがあり、分からないものが分かるようになることで、自分から勉強をする学習習慣がつくことも見込めます。
しかしもう一つの「勉強する気がない」場合には注意が必要です。小学生であれば、塾に通わせることで仕方なく勉強する可能性もありますが、中学生や高校生は自分の意見を持っているうえ、反抗期にさしかかる時期でもあります。
そのような時期に無理に「塾に通いなさい」と伝えてしまうと、親子喧嘩になったり、より勉強をしなくなったりする可能性も考えられます。学校の成績が悪く塾に通わせたいなと思ったときは、まず子どもとよく話し、塾に通う意思や勉強のやる気があるかどうかを判断する必要があるでしょう。
本人の希望
本人から「塾に行きたい」と要望があった場合には、前向きに検討するとよいでしょう。塾に通うことで学校の成績向上も見込めるうえ、塾内での友人関係も広がるかもしれません。また本人からの要望があったということは「苦手科目を克服したい」「難関大学に行きたい」など何かしらの理由があるはずです。
塾に通わせてあげることで、その理由を応援してあげるという意味にもなるため、塾に通わせてあげられるとベストですね。
学習習慣の定着
学習習慣の定着目的で塾に通わせることもよいでしょう。今の学習塾の多くは自習室がついており、授業がない時間でも塾内で学習できます。自宅では勉強せず、塾に行ったり図書館に行ったりして環境を変えて勉強する癖がついている人の方が成績がよい傾向にもあるようです。
「塾に行ったら勉強する」という学習習慣を早いうちにつけておくことは、大学受験や大人になってからも役に立つでしょう。
子どもを塾に行かせるならいつからがいいのか
では子どもを塾に行かせるのはいつからがよいのでしょうか。
中学受験の場合
中学受験をする場合、塾に行かせるタイミングとしては最低でも小学3年生の秋頃から入塾するとよいでしょう。もっと早く中学受験を考えている場合には、小学3年生より早くても問題ありません。
しかし小学生のうちは勉強だけでなく友達とコミュニケーションをとったり、外で遊んだり、家族とお出かけしたりする時間も大切です。そのため勉強する時間と自由時間をうまく親が調整する必要はあります。
大学受験
大学受験の場合は「できるだけ早い時期」が望ましいです。東京大学医学部に所属していた河野玄人さんも「受験勉強にフライングはない」と明言しており、実際本人も高校一年生の頃からコツコツ勉強し、東京大学理三に現役合格しています。
高校では勉強以外にも部活動やアルバイトがあり、塾に通うことが難しいかもしれませんが、難関大学を目指すのであればできるだけ早いうちから勉強習慣をつけておくことが大切です。
本人の希望があった場合
本人の希望があった場合には、本人の意思が変わる前に入塾をしてしまうのがよいでしょう。人の意思は変わりやすいため「塾に入りたいんだけど…」と相談された際には、理由を聞くとともに応援の意味を込めて入塾を前向きに検討するとよいでしょう。
塾へ行く目的を改めて確認しよう
親御さんが塾に通わせたい理由はいろいろあると思いますが、塾に通うのは子どもですから、子どもの意思と塾に行く目的を明確にしてから入塾することが大切です。
塾の費用は決して安くありませんから、無理して入塾させて成績が上がらずお金だけがなくなっていくような状況はできるだけ避けていきましょう。
まとめ
いかがでしたか?今回は塾に行かせる必要性とタイミングについて解説しました。学校の成績が悪かったり、受験期が近いからといって無理やり塾に通わせたりするのは、親子の関係性的にも、子どもの精神衛生上もよくありません。
親が子どもをどうしても塾に通わせて成績を上げたいと思う場合には、子どもとしっかり話し合って説得する勇気が大切です。